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療法Therapy


交流分析

交流分析は、「人々が抱えるほとんどの悩みは、『人間下院系』から発しているもので、人と人との関わり方が上手くいけば、悩みの大半は解決する。」と考えた、精神科医エリック・バーンによって提唱された心理療法です。

論理療法

論理療法の考え方
論理療法は、1950年代に、アルバートーエリスによって提唱された心理療法で、認知療法・認知行動療法のベースとなる認知過程を確立しました。
この心理療法は、哲学的な思考傾向が強いのが特徴で、人間の考え方そのものに教育的指導を行い、自己実現を叶える援助をしていきます。
人が悩みを抱えるベースには「・・・しなければならない!」「・・・するなん許されない!」など、これまで生きてきた中で無意識的に学習した「考え方」が大きな影響を与えると考えられ、この「考え方=思考」が、苦しみや悲しみなど、否定的な感情を生じさせ、最終的には否定的な行動へと移行してしまうと捉えていきます。
エリスはこの理論を基に、思考・考え方が変われば、感情や行動も変化すると考えました。

人が問題を抱える理論
エリスは、人間が感情的な苦しみ・苦痛を生じる思考過程を「A・B・Cモデル」と名づけました。
Aとは、感情が生じるきっかけになった出来事(体験)を示します。
そしてBは非常に柔軟で現実対応力が高い思考(ラショナルビリーフ)と、現実的ではなく、独断的で論理的ではない思考(イラショナルビリーフ)の2つの考え方を示します。
そしてCが、結果として生じる感情や行動のことを言います。
実際のカウンセリング場面では、Bの「イラショナルビリーフ」に着目していきます。
多くの人は、イラショナルビリーフがあまりに自然に無意識的に発生してきてしまうため、認知の歪みだということに気づきません。
そこに気づきを与えるようにクライエントに指導していくのが、論理療法的なアプローチです。

認知療法

認知療法の起源
認知慮法は、1960年代初めにアーロン・T・ベックによって開発された心理療法です。
開発当初はうつ病治療に用いられていましたが、最近では薬物依存症や心的外傷後ストレス障害、強迫性障害など幅広い臨床的問題に適用されています。
認知慮法では「苦痛を感じている人の考え方は、『硬直化』しやすく、歪んだものになりやすい」と考えています。
苦しみを抱えている人たちの思考の硬直化を緩め、歪みを正すのが認知療法です。

認知療法の根本的な関わり
考え過ぎたり、気にし過ぎることで苦痛を感じてしまう人は、物事を多面的に考えることができなくなっています。
自分の考えに固執し、身動きがとれなくなってしまい、結果的に精神的な苦しみを一人で抱え込んでしまうのです。
この状態に陥る背景には、情報処理の間違いがあります。
情報処理の間違いは、オールーオアーナッシング思考(黒か白か、どちらかしか認めない。間は認めない極端思考)、結論の飛躍(不確実な情報から無理やり結論を導き出す)、読心術(証拠もないのに、他人の考えを決めつける)などです。
このような情報処理間違いで苦しんでいる人に対して、認知療法を用いるカウンセラーは、まず物事には必ず2つ以上の見方があることをクライエントに伝えていきます。
そして、その物事の見方は、クライエント次第であるということを教えていくのです。

認知行動療法

認知行動療法の起源
認知行動療法は、1980年代から世界的に広がった、行動療法を軸とした心理療法です。
行動療法とは、人間の行動の原理・原則を基に、その行動(問題行動)の変化を期待していく心理療法です。
わかりやすく言うと、行動を変化させることで思考パターンを変容させ、ネガティブな感情を変化させていくもので、不安階層表・リラクゼーション法など、クライエントの抱える問題に有効的なアプローチを数多く発展させてきました。
この有効的な手法に、認知的内容の変更を加えた認知行動療法は、認知と行動に働きかけて、感情・生理反応に効果をもたらす療法です。
現在多くのカウンセラーが利用しており、医療現場でもよく用いられています。

認知行動療法の基本モデル
認知行動療法には、基本モデルがあります。
その基本モデルとは「認知」や「行動」に着目する前に、そのクライエントがどういう環境下にいるのか
を考え、その上でそのクライエントの認知・行動・気分(感情)・身体的な反応を見ていくことを図解化したものです。
この図解を用いて、クライエントの認知過程や環境状況を明確にしていきます。
クライエント自身に書き出してもらい、客観的に自己を理解していくことがあります。
そして、自然発生的に生じてくる感情をコントロールするのは難しいけれども「認知」と「行動」については、自分自身で選択することができるという心理教育を行っていきます。

ソリューションーフォーカスト・アプローチ

ソリューション・フォーカスト・アプローチの概要
ソリューション・フォーカストーアプローチは、クライエントの良いところ(長所)・既に持っている力に着目し、クライエントを勇気づけながらクライエントが困っていることに向かい合っていく心理療法です。
これまでご紹介してきた心理療法は、カウンセラーが主体となって運営するものが主流でした。
ソリューション・フォーカスト・アプローチでは、クライエントは自分自身で問題解決をする力を持っていると信じ、支えていきます。
大人だけでなく子どもにも実施できる心理療法で、クライエントとカウンセラーが協同して、クライエントが期待する将来像を引き出し、クライエントがもともと持力ている力や長所を使って、その期待する将来像を実現させていきます。

ソリューション・フォーカスト・アプローチの目標設定
ソリューション・フォーカストーアプローチでは、カウンセリングの目標を決める時に、クライエントの問題が解決した時と今の違い(どのように変わっているか?)を考えながら目標を設定していきます。
これを専門用語でウェルフォームド・ゴールと言い、この目標はクライエントにとって重要だと思えることが大切で、「そんな目標で良いのだろうか?」「こっちの目標の方が良いのではないか?」というような、カウンセラーの考えは必要ありません。
カウンセラーがクライエントの希望を積極的に理解しようとするこの姿勢が、クライエントの自尊心を高めて、変化や問題解決に向けての意欲を高めていきます。
この姿勢を、大切にすることで、短期間の問題解決も可能になることがあります。

フォーカシング

フォーカシングの起源
フォーカシングは、シカゴ大学の教授だったユージンージェンドリンが開発した心理療法です。
ジェンドリンは来談者中心療法の創立者であるロジャーズと共に心理療法の研究を進めました。
その中でジェンドリンは「有効なカウンセリングとはどういうものか?」を調査し、カウンセリング中の録音テープを分析して、カウンセリングを上手く進めるために必要な要素を見つけ出しました。
それは、カウンセラーの成熟度でもなく、心理療法の手法でもなく「クライエントが言い淀むような独特な話し方をしているかどうか?」が、結果を左右しているということでした。
言い淀むというのは、自分の心の中を簡単に言い切らず、微妙な心の機微をフラフラと探っていくように語ろうとする様子のことです。
フォーカシングではこの言い淀みに注目し、カウンセリングを進めていきます。

フォーカシングで重要な「フェルトセンス」
哲学者でもあったジェンドリンは、人間の気持ちはどのような性質を持っているのかを明らかにしようと試みました。
そして、人の気持ちは「身体の感じ」として体験されることを導き出したのです。
ここで言う「身体の感じ」とは、頭痛や腹痛などの身体感覚とは異なります。
ジェンドリンの言う[身体の感じ]とは、イライラして腹部に圧迫感を覚えたり、不安で胸が詰まるような、原因はハッキリとしないものの、体感的に感じる、漠然としたものです。
このように、ハッキリとしない、漠然とした、捉えどころのない、でも何か意味を含んだような身体の感じのことを「フェルトセンス felt sensejと名づけました。
このフェルトセンスを見つける作業が、フォーカシングで非常に重要なカギになります。

スタッフ写真

上級心理カウンセラー

徳満 耕史

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